高齢者に好まれるお菓子は?
目次
高齢者もお菓子は大好き
子どもから大人まで、誰もが好きなお菓子は、午後のちょっとした一時に楽しむと、なんとも言えない幸せな気持ちにさせてくれます。
「シニアのあんしん相談室」というサイトが実施したアンケートによると、50代から70代の年齢層の人で、小腹が空いたり、くつろいだり、お茶をしている時におやつを食べるとという人はたくさんいらっしゃいました。
60代や70代にフォーカスすると、「リラックスタイムにおやつを食べる傾向」が高くなっています。高齢者であっても、おやつは日常的に食されています。
高齢者に好まれるお菓子はどんなもの?
50代以上では、米を使ったお菓子が特に好まれています。おせんべいやおかきやあられなどです。またまんじゅうや羊羹やお団子、大福と言った和菓子や、アイスやゼリーなども総じて人気があります。ではもう少し細かくデータを見てみましょう。
日本においては現在高齢者というと、65歳から74歳までが前期高齢者で、75歳以上が後期高齢者とされています。そのため、ここでは60代と70代の人のアンケート結果にフォーカスします。
同アンケートでは「直近1カ月で、最も食べた頻度が高かったおやつを教えてください」という質問に対して、60代の回答は1位が米菓、2位がアイスや涼菓子やゼリー、3位が和菓子、4位がチョコレート、5位が飴やキャンディーやガムやグミという結果になりました。
70代では1位が米菓、2位が和菓子、3位がアイスや涼菓子やゼリー、4位が果物やドライフルーツ、5位がパンやチョコレート、クッキーやビスケットなどの焼き菓子が同率に並びました。
高齢者でも洋菓子は人気がある
高齢者というと、和菓子のイメージが強いかもしれません。ただ、同アンケートの別の質問によると、高齢者であっても洋菓子を好んで食べているのが分かります。
「何を食べても良いと言われたときに、最も食べたいと思うおやつを教えてください」という質問に対して、60代70代ともに1位になったのは和菓子で、その次にランクインしたのは洋菓子でした。
和菓子を選んだ60代は22.9%、70代は30.7%でした。洋菓子を選んだ60代は20.6%で70代は17.5%となりました。70代においては差がついたものの、60代では僅差です。また米菓を選んだ人は60代だと12.1%で70代が9.5%であるのを見ると、洋菓子の根強い人気がうかがえます。
高齢者になると、自分の健康が余計に心配されるようになるでしょう。健康の事を考えると、スイーツを食べたくてもなかなか食べられないという人は少なくないでしょう。
その点、最近は野菜を使ったスイーツや低カロリースイーツなどもあります。このように、栄養素を考えたタイプのスイーツは高齢者にも好まれるに違いありません。