お菓子作りに必要な材料
目次
お菓子作りに必要な主な材料は?
お菓子には、味や見た目や作られ方の違う種類のものがたくさんあります。お菓子によってそれぞれのレシピがあり、使われる材料や使う器具などはばらばらです。
しかし、洋菓子において多くのお菓子で使われる共通の材料がいくつかあります。その代表として、薄力粉や砂糖の基本的な特徴や意識すべきポイントについてご紹介します。
お菓子作りに必要な材料1:薄力粉
まずは小麦粉です。スポンジケーキを作るにも、クッキーを作るにも、パウンドケーキを作るにも、薄力粉が使われます。薄力粉と強力粉の違いがよく分からないという人は多いと思います。どちらも似た様な白い粉です。両者の違いは簡単に言うと、グルテンの量の違いです。
薄力粉にはグルテンの量が少なく強力粉には多く含まれます。グルテンはたんぱく質で、これが多いと弾力が生まれます。そのため、強力粉は基本的にはパンの材料として使われることが多いです。一方薄力粉はスイーツによく使われます。また両者は小麦から作られるものの、原料となる小麦の種類もそもそも違います。
小麦粉はただ混ぜれば良いわけではありません。事前の準備段階でふるいにかけたり他の材料とミックスしたりします。薄力粉はだまになりやすいという特徴があります。そのため、ふるって空気と混ぜて使いやすい状態にします。
また、ココアやベーキングパウダーと一緒にふるったり、濾したりします。それによって、だまが残ってそこが粉っぽくならず、生地が均一になります。薄力粉で大事なポイントの一つはベンチタイムです。
生地を作ったあとに一定時間休ませることがよくあります。これには、水分を行き渡らせてしっとりした食感にしたり、グルテンを抑えて生地の弾力を軽減したりする役割があります。ベンチタイムをとらなかったりしてしまうと、食感が失われたり、縮んでしまうでしょう。
お菓子作りに必要な材料2:砂糖
お菓子はスイーツと呼ばれるだけあり、基本的には甘みがあります。甘みのない食べ物では、普通はスイーツとは呼ばれません。そのため、スイーツで欠かせない材料となるのが糖分です。最近では、糖分控えめを強調したスイーツも数多くあります。しかし、全く甘みがないと味気がありません。
また、砂糖は単にお菓子を甘くするだけが役割ではありません。実は砂糖には、水分を呼び込む性質があります。そのため食感に影響します。例えばクッキーの場合は、砂糖が少ないと割れやすい状態になってしまいます。逆に多いと、しっとり感やサクサク感が出てきます。
砂糖には実に多くの種類があり、特徴も異なります。
このように使う砂糖によって、スイーツの仕上がりに多少なりとも影響があります。